血圧が高い、上の数値が140以上、下の数値が90以上の人は早めに血圧を正常値に戻すことが大切です。
正常値とは、上が139以下、下が89以下。
正常値を目指して、血圧を下げるための対策と予防をしていきます。
血圧を下げるための最適な改善法とスケジュール
高血圧の治療は「生活習慣の改善」が基本です。
生活習慣改善のポイントは、塩分を1日6g未満に抑え、有酸素運動を行い、肥満を解消していきます。
食事では、脂質を減らして野菜や果物を食べるようにし、お酒・タバコは控えます。
血圧を下げるのは生活習慣の改善と薬物療法で改善する
高血圧の人が血圧を下げるための改善の基本は「生活習慣の改善」です。
高血圧の原因となっている肥満、運動不足、塩分の取り過ぎ、喫煙、お酒の飲み過ぎ、ストレスなどを見直すことが、生活習慣の改善です。
これまでの生活習慣を変える必要があるので、大変だという人が多くいます。
特に会社勤めの人は、取引先とのお付き合いがあるので、飲まないわけにはいかないですし、ストレスを感じないことは難しいですよね。
生活習慣の改善が出来ない、改善の効果が無い場合は、降圧剤による薬での治療をする必要があります。
生活習慣の改善は食事と運動が重要
高血圧になる原因は食生活の乱れと運動不足がほとんどです。
血圧が高いのであれば、
- 食塩の摂取量を減らす
- 1日の摂取エネルギー量を調整する
- カリウムを多く含む食品を多く食べる
カリウムを多く含む食品を食べないといけないのはなぜ?
血圧を上げる原因の1つにナトリウムがあります。
このナトリウムを減らす効果があるのが、野菜や果物に含まれているカリウムなので、カリウムを多く摂取することが血圧を下げるための対策になるのです。
タバコやお酒はもちろんですが、コレステロールや飽和脂肪酸を多く含む動物性脂肪も控えないと食生活の改善になりません。
運動は、「有酸素運動」がとても有効です。軽めのウォーキングを行なうようにします。
生活習慣で改善が見られない時の予防法
食事や運動による生活習慣の改善を一定期間、続けても血圧が下がらない時は、降圧剤を使って血圧を下げることになります。
薬の効果を高めるために、複数の降圧剤を組み合わせて飲むのが一般的です。
降圧剤を使った場合の目標血圧
- 後期高齢者
収縮期血圧150mmHg未満、かつ拡張期血圧90mmHg未満 - 若い人と中高年
収縮期血圧140mmHg未満、かつ拡張期血圧90mmHg未満 - 糖尿病や腎機能障害を合併している人
収縮期血圧130mmHg未満、かつ拡張期血圧80mmHg未満
降圧剤の薬を飲む場合、不安なことや分からないことはかかりつけの先生に確認をしておきましょう。
病院嫌い、病院に行きたくない人は、生活習慣の改善を心掛けることが第一歩になりますね。薬を飲まないで下げれるなら、それがいいけど・・・