トイレに入ってから便座に座り、便秘でいきむ時間が長かったり、いきみ過ぎると思い掛けないトラブルが起こることがあります。自分で対処できることであればいいですが、倒れたり、意識を失ったりしたら・・・誰が助けてくれるのかと考えてしまいます。昼間で家族がいるときよりも、夜中寝静まってからトイレで何かあったらと思うと少し怖い気もします。排便時のいきみ過ぎにより、どんなトラブルが起こるのかまとめてみました。

排便時のいきみ過ぎで起こるトラブル

朝、起きてから便意があってトイレにこもって、出そうで出ない便を無理やり押し出そうと顔が真っ赤になるほどいきんで便を出そうとするときありますよね。もう、そこまで来ているのに中々でない。もう少しなのに、いきむのを止めると引っ込んでしまい「あ～」と思うことがあり、少しでも出るようにいきむ時間が長くなることがありますが、いきみ過ぎで起こるトラブルとしては次のものがあります。

・痔
・脳卒中

痔

痔は、硬くなった便が肛門付近を傷つけたり、いきんだときに肛門の血管がうっ血することで痔になりやすいです。便秘になりやすい女性だけではなく男性にも多く、硬い便を出すときに「痛い」ときがありますよね。そんなとき、トイレットペーパーで肛門を拭くと血が滲んでいることがあります。切れ痔ですね。

でも、切れ痔で病院に行く人は少ないと思います。私も病院に行かずに自然治癒するのを待ちます。

肛門がヒリヒリする感じがはじめはしますが、いずれ傷みとかは無くなります。でも、また排便するときに傷口が開いて傷みを感じます。そうなると、排便するときの傷みが嫌で我慢してしまいます。そして、自然治癒できるまで我慢したくなり、さらに便秘がひどくなるなんてことがあります。

痔の種類は切れ痔だけではありませんが、いきむことで痔になることがあります。

脳卒中

いきむことで体全体に力を入れるので血圧が上がります。急激に血圧が上がると、硬くなったまたはもろくなった血管（動脈硬化）が圧に耐えられなくなり破れてしまうことから脳卒中の危険性が高くなります。脳卒中とは、脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血を総称した呼び方です。いきむことで起こる脳卒中のほとんどが脳出血だと言われています。

トイレという場所が脳卒中の危険性を高めてしまう原因にもなっています。それは・・・

・排便時のいきみ
・トイレの環境

いきみについては血圧が上がることでもろくなった血管が破れてしまうリスクがあるということですが、トイレの環境とは寒さ対策です。冬のトイレはスゴイ寒いですよね。リビングなどは暖房を付けて部屋を温めていますが、トイレを温めることはありませんよね。部屋とトイレの温度差があるとヒートショックが起こります。温かい部屋から、寒いトイレに行くことで血圧が急激に上がります。血圧が急上昇すると脳卒中を起こす原因になります。

トイレで脳卒中になったらどうする？

脳卒中とは、脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血を総称した呼び方です。この中でも脳出血になることが多いと言われていますが、症状にもよりますがトイレで突然意識を失ったときは、助けが来るまで何も出来ません。でも、トイレに入ったことを気にする人がいないと助けに来てくれず、症状が悪化したりすることがあります。これは、ちょっと怖いですね。

何かおかしいなと思ったら病院に行くことが大切です。

脳卒中の代表的な症状をまとめてみました。

まとめ

過去に近い人がトイレで脳卒中になってしまったことがあります。トイレに入ると長いのでいつものことだろうと思っていましたが、中々出てきません。ドアを叩いても返事がないので外側からも鍵が開けられるようになっていたので開けたら、トイレで倒れていました。前に倒れていたのではなく後ろ側に倒れて壁により掛かるような姿勢で、特に音がドンとしたりすることはなく気付きませんでした。

その後は、回復しましたが身近な人がトイレで脳卒中になったりしたときに自分に起きたときのことを考えると、ちょっと怖いと思いました。トイレにブザーを設置して音で知らせることができるようにしたり、誰かがトイレに行ったときには気にするようになりました。

脳卒中は生活習慣が乱れていると起こりやすいので生活習慣を見直すことも大切ですね。