便秘に効くツボは体の色々な部分にあります。それらのツボの位置を全部覚えるのは大変です。比較的位置が分かりやすくて、押しやすいツボに絞ってみました。私はバスや電車の移動中にツボ押しをするようにしているので、他の人に気付かれにくく邪魔にならないようなツボの位置を覚えています。便秘に効くお腹・背中・手・足のツボの位置をお伝えしますので、試してみて下さい。
お腹のツボ:腹結の位置
お腹にある便秘に良いツボは「腹結(ふっけつ」といいます。
位置は、乳頭から真っ直ぐ下に下り、おへそと交わる部分から1.5寸(指2本分)下にあります。
腹結というツボの効能は、便秘だけではなく下痢にも良く、お腹周りの臓器の機能を整える働きがあります。
背中のツボ:脾兪・腎兪・大腸兪・小腸兪の位置
背中のツボを確認するためには、まず両方の腰骨の頂点から背骨に向かって真っ直ぐ移動して、背骨に当たったら少し上に移動すると背骨の出っ張り部分に当たります。その出っ張りは、第4腰椎と呼ばれる背骨の骨になります。
【脾兪(ひゆ)】
脾兪のツボの効能は、消化器官全般に効果があるとされています。胃腸の調子を整えて便秘・下痢だけではなく食欲不振・消化不良・糖尿病に効能があると言われています。
位置は、第4腰椎から上に背骨の出っ張りを5つ上り、その5つ目の左右1.5寸のところにあるのが脾兪です。
【腎兪(じんゆ)】
腎兪のツボの効能は、むくみや倦怠感などの腎機能、泌尿器系、月経痛や下腹部・腰の痛みなどを和らげるという効能もあると言われています。
位置は、第4腰椎から上に背骨の出っ張りを2つ上り、その左右1.5寸のところにあるのが腎兪です。
【大腸兪(だいちょうゆ)】
大腸兪のツボの効能は、大腸の症状を整える働きがあり、便秘や下痢のほかに腰痛や痔、背中の痛みなどを和らげる効能があると言われています。
位置は、第4腰椎の左右1.5寸のところにあるのが大腸兪です。
【小腸兪(しょうちょうゆ)】
小腸兪のツボの効能は、便秘・下痢・腹痛・食欲不振などの他に女性特有のおりものなどの症状にも効能があると言われています。
位置は、第4腰椎から下に背骨の出っ張りを2つ下がった左右1.5寸のところにあるのが小腸兪です。
手のツボ:合谷の位置
便秘に効く手のツボは「合谷(ごうこく)」です。便秘だけではなく、頭痛・肩こり・めまい・不眠症など様々な症状に効くとされている万能なツボです。
位置は、親指と人差し指の骨の付け根より、やや人差し指側にあります。触るとくぼみがあり、その人差し指寄りを反対の手の親指で押します。
足のツボ:足三里・厲兌の位置
【足三里(あしさんり)】
足三里のツボの効能は、便秘の他にも下痢・腹痛・肩こり・頭痛・めまいなどの症状にも効能があるとされています。
位置は、スネの足首側(外側)から骨に沿って膝のほうに向かって指を滑らせると骨に当たり止まる箇所があります。そこが足三里です。
【厲兌(れいだ)】
厲兌のツボの効能は、むくみを取ったり、胃腸の疲れを取るのに良いとされています。
位置は、足の人差し指の外側にあります。
まとめ
私は通勤途中にツボ押しをしています。お腹や背中・手・足のツボは気になったら押すようにしています。足の厲兌は、デスクワークのときに靴を脱いで疲れを取るのに刺激したりしています。
結構、ツボを押すと痛かったり、硬いところがありますが、その場所を重点的に押すと、いつの間にか痛みが無くなっていたり、柔らかくなっているのに気が付くときがあります。少しは効果があるのではないかと感じています。ただ、私にはツボ押しで便秘が劇的に改善したという感覚はなく刺激するのを続けながら、改善されたらいいなぁ程度ですが・・・。