身体の調子が悪い!ズキズキ・ガンガンする頭痛の痛みと吐き気がする。寒気はするけど、熱はないといったときは、どんな病気なのか気になります。
頭痛だけではなく、吐き気もする症状が重なると心配になりますが、頭痛・吐き気がする症状で頭の痛みが脈打つようなズキズキとした痛みなら片頭痛の可能性があります。
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「頭痛・吐き気」はするけど熱はないときの症状
頭痛を感じると風邪の引き始めかなと思うかも知れませんが、頭痛には様々な症状があります。鼻水・鼻づまりなどの症状があるときは風邪などの感染症の可能性がありますが、今回のように頭痛や吐き気はするけど、熱がないときは片頭痛の可能性があります。
片頭痛は女性がなりやすく、特徴のある痛みがあります。脈を打つように片側だけ痛むことが多く、一度痛くなるとひどい場合は3日ほど続いてしまいます。頭が痛いと感じる前に、前兆が現れる人もいますので、痛みが来そうなときには痛みを緩和できるように対処しておくといいです。
身体の症状で「頭痛がして吐き気がある。でも、熱はない」ときの頭の痛みが脈打つような痛みなら片頭痛の可能性が高いので、片頭痛の対処法について3つ紹介します。
対処法:片頭痛のときは動かないことが大切
片頭痛の場合は、片側だけが脈を打つように痛くなるのが特徴で、痛みと共に吐き気や肩こり、光をまぶしく感じる、音が気になるといった症状が現れます。このような痛みのときは、動くとさらに痛みが増すので照明を落とした部屋でゆっくりと横になるようにします。
片側だけではなく、両方のこめかみ部分の側頭部が痛むこともあります。仕事中に痛みがあるときはゆっくり横になることはできません。無理に動くとひどくなるので、目を閉じて痛む場所を冷やしておくと痛みが緩和します。
対処法:カフェインで血管を収縮させる
頭痛や吐き気はあるものの、熱がないという症状は、カフェインを摂取することで改善することができます。
カフェインは、拡張してしまった脳内の血管を収縮させることができ、痛みを柔らげる効果を期待できます。身近な飲み物ではコーヒーや緑茶がありますし、紅茶やココアにも含まれています。手軽な改善策ですが、この場合も過剰に摂取するのではなく、適度な量に抑えておきましょう。
実際に頭が痛いときにコーヒーを飲むと、いつの間にか痛みが緩和していることがありますよね。
対処法:痛み止めや吐き気止めを飲む
頭痛や吐き気があるとき、すぐに症状を改善したいときには、痛み止めや吐き気止めが即効性があります。
でも、副作用があります。眠気を誘うことは知っていると思いますが、成分に抗ヒスタミンが含まれているときには、喉の渇きやだるさ、吐き気やめまいといった症状が出ることがあります。吐き気を抑えたいのに、痛み止めを飲んだことで吐き気がひどくなるということを経験したことがあります。
今まで飲んでいて、副作用に吐き気が無ければ問題ないと思いますが、注意しておいたほうがいいと思います。また、痛み止めなどは一時的に痛みを緩和するものであり、改善させるものではないですし、飲むことで症状が長期的に続くこともあります。
「頭痛・吐き気」はするけど熱はないときの予防法
頭痛持ちと云われている人は結構多く、日本人の3人に1人はいるとされております。頭痛と一緒に吐き気の症状が起きた場合は、生活習慣を見直すことで、ある程度は予防することができます。
生活習慣を見直すとは、日頃からお酒を飲む人の予防法としては、お酒を飲み過ぎないこと、タバコを吸う習慣のある人は、タバコの吸い過ぎに気をつけること、外食が多い人は栄養バランスの取れた食事内容にすることなど、身体に良くないなと感じていることを極力少なくすることで体質改善することができ、頭痛の頻度も少なくすることができます。
まとめ
頭痛と吐き気は全く別の症状だと思っていましたが、実は片頭痛を引き起こす神経と吐き気を催す神経は首から頭にかけて通っていて、とても近いところにあります。
そのため、頭痛の痛みが影響して吐き気を伴うことに関係性は高いのです。頭痛以外の症状が現れると心配になってしまいますが、対処法で頭痛も吐き気も治すことができます。
でも、病院で診てもらったほうがいいときもあります。頭が痛く、吐き気はあるけど熱がないときは脳からくる疾患なのか、偏頭痛なのかを見極めることが大切になってきます。脳からくる場合はくも膜下出血か、脳こうそくの可能性があり、後頭部を中心に殴られたような激しい痛みがあります。このような痛みがある場合はすぐに医療機関に相談することが大切です。