片頭痛の痛みを改善する方法として、痛みを緩和することができる食べ物があります。食べ物には様々な栄養素が含まれていて、頭の痛みを和らげる成分もあります。

片頭痛の痛みに効く食べ物に含まれるマグネシウム・オメガ3脂肪酸・ビタミンB2・トリプトファン+ビタミンB6・水分を多く含む食べ物についてお伝えします。

片頭痛に効く食べ物に含まれている4つの成分

頭が痛いという症状を解消するために色々な方法があります。例えば「 ツボ押し 」という方法がありますが、妊娠中の妊婦さんや授乳中のママ、生理中、飲酒している人などはしないほうが良いとされています。

片頭痛の痛みを解消するために、ツボ以外にも食べ物に気を付けることで痛みを緩和することができますし、予防にもなります。薬を飲んでいる人にとっても、片頭痛に有効な食べ物を食べることで飲む量を減らすこともできます。

では、片頭痛に効く食べ物に含まれる4つの成分についてまとめます。

頭痛に効く食べ物：マグネシウム

マグネシウムは血管の緊張をほぐす作用、副腎皮質を助ける働きがあります。片頭痛は、血管が拡張して張った状態になることで、血管周辺の神経を刺激して痛みが発生します。

マグネシウムを摂取することで、パンパンに拡張した血管をほぐして、緊張を緩めることで頭痛を改善することができます。女性の月経前症候群などの生理前の頭痛などの身体的症状や精神的に不安な状態を和らげる効果もあります。

しかし、マグネシウムには過剰摂取によって、軟便や下痢などを引き起こすことがあります。食事だけならあまり問題ありませんが、サプリメントなどで摂取する場合には注意する必要があります。

頭痛に効く食べ物：オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸は人間に合成することができない脂肪酸で、食品から摂取する必要があります。血液循環を促進して、炎症反応を調節することで痛みを緩和する効果があります。血液循環が悪いことにより引き起こされる片頭痛に有効です。

さらに、頭痛の発生に直接的な原因となる活性酸素を抑制する働きもあります。活性酸素を過剰に発生させないための身体づくりができるため、体質改善につながります。

頭痛に効く食べ物：ビタミンB2

ビタミンB2が豊富に含まれているヨーグルト、牛乳、豚肉、ほうれん草、レバー、うなぎといった食べ物があり、血圧を下げる作用があるため、頭の痛みに効果があります。

ビタミンB2だけが頭痛に効くという訳ではなく、ビタミンB1やB3なども頭の痛みを解消する働きがありますので、ビタミンB群をバランスよく食べることをおすすめします。

頭痛に効く食べ物：トリプトファンとビタミンB6

頭痛は様々なことが原因で起こりますが、一番影響を受けているとされているのがストレスです。ストレスは脳内物質であるセロトニンによってある程度軽減されます。

セロトニンを増やすのに必要とされている栄養素に、トリプトファンとビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムがあります。トリプトファンが含まれている食べ物には大豆やバナナ、湯葉、鰹節、高野豆腐があり、ビタミンB6はまぐろやかつお、あじといった青魚、大豆、たらこがあります。特にバナナは両方含まれているので、継続して食べると効果が現れやすくなります。

頭痛に効く食べ物：水分を多く含む食べ物

水分を多く含む食べ物がなぜ良いかというと、体内の水分不足で頭痛が起こるからです。これは、軽い脱水症状になってしまっている状態なので、ポカリスエットなどのスポーツドリンクを飲むといいですが、食べ物でも水分補給することができます。

忙しかったり、ついつい水分補給を忘れがちになる人は、食べ物から水分補給することで脱水症状を防ぎ、頭痛を引き起こさないようにすることができます。

まとめ

頭痛に効く食べ物の中で注意しないといけないのが「 コーヒー 」です。マグネシウムを含んでいるので頭の痛みを改善することができますが、摂取し過ぎると、カフェインを大量に摂取することになり痛みを激しくすることがありますので、珈琲の飲み過ぎには注意しましょう。

私は、珈琲が大好きなので、頭痛がするときは1杯にとどめていますが、頭痛がひどくなるようなら飲まないほうがいいですね。

「 頭痛を悪化させる食べ物 」もありますので、頭が痛いときには控えるようにしておきましょう。