花粉が飛び交う季節になると、花粉症の方たちはかなり症状に困らせられます。例えば目のかゆみであったりくしゃみなどが挙げられるのですが、中には咳が止まらなくなり、それが原因となって喉の様々症状を感じるようになることもあります。
花粉症の咳と一緒に併発する痰(たん)・頭痛・喉の痛み・喉のかゆみ・関節痛の5つの症状についてまとめました。
花粉症の症状:咳や痰(たん)
花粉症の原因は、体内に侵入した花粉を外敵と認めて体外に出そうとする働きにより発症します。喉から侵入しようとした花粉をくしゃみ、咳、痰などで外に出そうとすることで症状が現れます。
花粉が飛散する期間は、ずっと症状が治まらないため予防や対策が必要になります。花粉症の症状の咳や痰に対する予防・対策をしても収まらない、例えば2ヶ月ほど続くようなときには、咳喘息の可能性があり、さらに悪化すると喘息となってしまいます。咳や痰が長期間続くときには注意が必要です。
花粉症の症状:咳と頭痛
花粉症により、咳と頭痛がひどいときがあります。この咳や頭痛が起こる原因は、花粉を鼻から吸い込むことによって引き起こされる、後鼻漏(こうびろう)が関係しています。
後鼻漏とは、鼻水が喉のほうに流れてしまう症状のことです。通常は、誰にでも起こる症状ですが、花粉症で大量に鼻水が喉に流れこむことで、喉の炎症を引き起こし咳が出る原因となります。咳はかわいた咳なのが特徴です。そして、夜になると咳が出やすくなり息苦しさを感じます。
呼吸をするときは、鼻または口から酸素を取り込みますが、鼻は炎症を起こしていますし、咳が出て思うように口から酸素を取り込むこともままならず、頭が酸欠状態になることから頭痛が発症します。
花粉症の症状:喉の痛み
花粉症の咳は乾いた咳が特徴です。また、鼻が詰まっているため、口呼吸になることでのどが乾燥しやすい状態になり、喉が炎症を起こし痛みとなって症状が現れます。
花粉症の症状:喉のかゆみ
喉のかゆみの原因は、花粉によるアレルギー反応です。喉の奥のほうが痒くなり、舌で一生懸命かいてみたりして、少しかゆみが和らいだように感じますが気持ちの問題です。
うがい薬を使って正しいうがいをすることで喉の炎症が抑えられるのと、喉に付着した花粉を洗い流すことで症状を抑えることができます。
花粉症の症状:喉と関節痛
花粉症になると関節痛が起こることがあります。これは、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどが原因と考えられます。この3大症状が悪化すると、後鼻漏になり喉の炎症を引き起こし、さらに鼻が詰まったことで口呼吸となり、喉が乾燥しやすくなります。
体内にアレルゲンとなる花粉が入り込むことで、免疫機能の異常な反応が関節にも起こったことで感じる痛みです。免疫機能が異常な反応をするのは、いつもより免疫機能が過剰に働いていることもあり、体力の消耗も大きくなります。
まとめ
花粉症の症状はスギ花粉やスギ以外の花粉でも、主に同じ症状がでますが、ダニやハウスダストや、食生活、大気汚染、ストレスなどによりアレルギー症状が悪化してしまいます。咳と一緒に現れる症状をまとめてみました。
症状を和らげる方法はいろいろとありますが、眠気などの副作用が嫌だという人も多く、自分でできる対策方法を試してみるといいです。
花粉症には、咳の症状以外にも他の症状が現れます。咳以外の症状について知りたい方は、「 花粉症の8つの部位と10の症状 」をご覧ください。